【プロ野球】イチローが語る阪神大震災と命の重み

イチロー氏、オリックス選手寮で就寝中に阪神大震災…「初めて命について考えた」

　日本野球の発展に貢献した人をたたえる２０２５年野球殿堂表彰者が１６日発表され、４氏が殿堂入りした。競技者表彰のプレーヤー部門でイチロー（本名・鈴木一朗）氏（５１）と岩瀬仁紀氏（５０）、エキスパート部門で掛布雅之氏（６９）が選ばれた。

　イチロー氏はスピーチで、１７日で発生３０年を迎える阪神大震災に触れた。

　１９９５年１月１７日、神戸市内のオリックス選手寮で就寝中に被災。「大きな被害があったわけではないが、初めて命について考えた」と振り返り、

　「今も神戸は特別な場所。被災者として経験した思いを、経験しなかった子供たちに伝えていきたい」と自らの思いを語った。