【国際】TikTok禁止に懸念、米国ユーザーはRedNoteに殺到
【国際】TikTok禁止に懸念、米国ユーザーはRedNoteに殺到
配信元:令和の社会・ニュース発信所
米国ネットユーザーのTikTok禁止に対する懸念が高まる中、中国のソーシャルメディアアプリ「RedNote(小紅書)」が米国で爆発的な人気を集めています。アップルのアップストアでは北京時間14日午後4時現在、RedNoteが無料アプリのダウンロードランキングで1位となっており、グーグルのプレイストアでも人気アプリのダウンロードランキングで2位に輝いています。
米国では19日以降TikTokが禁止される可能性があることから、米国のTikTokユーザーの多くは代替案探しに追われています。しかし米国ユーザーの多くは、自らを「TikTok難民」と呼びながら、フェイスブックやインスタグラムのような米国内のソーシャルメディアプラットフォームではなく、中国アプリのRedNoteに乗り換えました。
大勢のTikTok難民が殺到したことで、RedNoteは米国のアップストアの無料ランキングで首位に躍り出ました。ブルームバーグは、RedNoteのブームから、1億7000万人以上のTikTokユーザーによる代替案探しの意欲が垣間見られると報道しています。
さらに北京時間14日午後4時現在、#tiktokrefugee(#TikTok難民)のハッシュタグが付けられた投稿の再生回数は6200万回を上回りました。TikTokのクリエイター全員にRedNoteへの移行を呼びかける声も上がっており、RedNoteのアプリにうまく適応したと語る動画もあります。
米紙「ニューヨーク・ポスト」はこれを受けて、13日にRedNoteが北米でブームになった理由を分析し、同アプリは生活のインスピレーションや商品レビュー、ショッピングのオプションを重視しており、ソーシャルショッピング機能やコミュニティー構築への関心が中国と米国のいずれでも人気を呼んでいると報じた上で、RedNoteブームからユーザーが地政学的な要因よりも魅力的なコンテンツやコミュニティーを優先して考えていることが分かると指摘しました。
米政府当局者は長い間、「中国がTikTokを使って米国ユーザーのデータを収集し、監視している可能性がある」という口実でTikTokの運営問題の政治化を図ってきました。米議会で昨年可決された法律により、TikTokは今年1月19日までに親会社のバイトダンスから分離しなければ、米国で全面的に禁止されることになる恐れがあります。(提供/CRI)